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火災保険が月いくらなのか、相場や保険料の決まり方について解説します!

2023.10.04
新築の購入を考えている方の中には、火災保険について知りたい方も多いのではないでしょうか。
不動産会社が推奨する火災保険は任意ではありませんが、火災保険料の決まり方や火災保険の相場を知らないと、どの火災保険に加入するか選択できません。
そこで本記事では、火災保険料の決まり方について、火災保険料の相場についてご紹介します。

□火災保険料の決まり方について


火災保険は、将来的に火災による損害が生じた場合に、保険金が支払う損害額を補填する目的の商品です。
最近では、大規模な災害が多発しているため、火災保険料は高くなりつつあります。
火災保険料は、契約時には決定していないことが特徴です。
そのため、保険料は状況に応じた計算方法で算出されます。

一般的に、火災保険料を決める要素は、建物の構造がM構造・T構造・H構造のうちどれであるか、建物の面積、建物の立地、保証範囲や特約の程度です。
M構造とは、一般的に鉄筋コンクリートのマンションで多用される構造であり、T構造は、鉄骨造の一戸建て住宅で多用されます。
また、H構造は木造の一戸建てで多用される構造です。

建物の面積に関しては、面積が広いほど災害時の損害が大きくなり、損害を補填するのに必要になる額も大きくなります。
そのため、面積が広ければ広いほど、火災保険料が高くなります。
また、保証範囲が広く、特約が多いほど火災保険料は高くなります。

□火災保険料の相場は月いくら?


火災保険料は、純保険料と付加保険料の2つに分類されます。
純保険料とは、火災によって生じた損害を補填するものであり、過去の火災発生頻度や、損害額を基準として決定されます。
付加保険料とは、火災保険を提供する会社の人件費や広告費など、運用上の費用に割り当てられるものです。
これらを踏まえて、住宅種別による火災保険の相場を紹介します。

*新築・中古一戸建て


新築・中古一戸建ての場合は、相場は建物の面積、立地などにより変動します。
安い火災保険では、2~3万円ですが、高い火災保険では20~30万円と、火災保険料には大きな差があります。

*マンション


マンションの火災保険は、1,5,10年ごとに設定されていることが多く、1年の火災保険は3万円程度、5年の火災保険は12~15万円程度、10年の火災保険は15~20万円程度が相場です。

*賃貸物件


賃貸物件の火災保険料は、1年間で5000~10000円程度が一般的です。

□まとめ


火災保険は、将来的に火災による損害が生じた場合に、保険金が支払い損害を補填する目的の商品です。
建物の構造、面積、立地、保証範囲や特約の程度によって火災保険料は決まります。
本記事が火災保険を考える上での参考になれば幸いです。


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