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住宅購入者必見!瑕疵保険の加入条件を徹底解説!

2024.01.10
住宅購入は、多くの人にとって一生に一度の大きな決断です。
重要な選択をするにあたり、瑕疵保険の理解は欠かせません。
瑕疵保険とは、建物にシロアリや雨漏りなど重大な欠陥が見つかった際の修繕費用を補償する制度。
今回は、瑕疵保険の基本的な知識や加入条件をご紹介します。

□瑕疵保険の基本と新築住宅の義務

*瑕疵保険の役割と重要性


瑕疵保険は、新築住宅に隠れた欠陥があった場合、その修繕費用を補填する保険です。
新しい住宅に潜むリスクを買主から売主へ移転する役割を果たしています。
例えば、新築住宅にシロアリの被害や雨漏りなどの重大な問題が見つかった場合、瑕疵保険が修繕費用の一部をカバーします。

これにより、買主は購入後に発生する想定外の修繕費用のリスクを低減できます。
「住宅品質確保法」に基づき、新築住宅の売主には瑕疵保険への加入が法的に義務付けられています。
買主の安心と安全を保障することを目的とした法律で、新築住宅に潜む欠陥を売主が負担することを義務付けています。

*売主の加入義務とその意味


売主の瑕疵保険加入義務は、買主保護の最終網として機能します。
売主が倒産などの理由で修繕を行えない場合でも、保険から費用が支払われることにより、買主は安心して住宅を購入できます。
もし新築住宅に重大な欠陥が発見された場合、保険が修繕費用の一部をカバーするため、買主は高額な修繕費用に直面するリスクを避けられます。

また、売主にとっても、購入者への信頼性を高め、責任ある販売を促す効果があります。
これにより、住宅市場全体の信頼性が向上し、より健全な取引が促進されることにつながります。

□中古住宅の瑕疵保険加入条件について


中古住宅購入時の瑕疵保険加入は、新築住宅とは異なる2つの条件を有します。

1:ホームインスペクションの役割

ホームインスペクションは住宅診断のプロセスで、基礎や外壁、屋根などの性能を計測してヒビ割れや傾斜などを目視で確認します。
このプロセスは、中古住宅の瑕疵保険加入条件として欠かせません。

2:加入条件の詳細

中古住宅の場合、瑕疵保険への加入は任意ですが、ホームインスペクションに合格することが基本条件です。
加入するためには、国土交通大臣に指定された住宅瑕疵担保責任保険法人が行う検査をパスする必要があります。

□まとめ


瑕疵保険は、住宅購入の重要な決断をサポートする制度です。
新築住宅では売主の加入義務が法律により定められており、中古住宅ではホームインスペクションの合格が加入のキーポイントです。
これらの知識を理解し、適切な判断を下すことで、安心かつ幸せな住宅購入への第一歩を踏み出しましょう。

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