シロアリ被害は、気づいたときには深刻な状態になっていることも少なくありません。
特に家の中は、床下と比べて点検しづらく、被害に気づきにくい場所です。
小さなサインを見逃さず、適切な対策をすることが大切です。
今回は、家の中のシロアリ点検ポイントと、専門業者への依頼方法について解説します。
早期発見、早期対策で、大切な住まいを守りましょう。
シロアリ被害を防ぐ家の中の点検ポイント
玄関周りのチェック
玄関は、シロアリが家の中へ浸入しやすい場所の一つです。
特に、土間のある玄関や、玄関下の土台部分は注意が必要です。
床材の隙間や、壁との接合部分に、土や木くず、羽アリの死骸などがないかを確認しましょう。
木材に異常な湿気や変色がないかも確認してください。
キッチンと浴室のチェック
キッチンや浴室は、水回りであるため、シロアリが好む湿った環境になりがちです。
床下収納庫や、床、壁の目地部分などを注意深く観察しましょう。
木材の腐食や、変色、カビの発生などがないかを確認します。
また、排水管の付近もチェックポイントです。
水漏れがないかを確認し、湿気による木材の劣化がないかも確認しましょう。
居室と収納のチェック
居室や収納は、シロアリの被害が目立ちにくい場所です。
壁や床、建具などに異常がないかを確認しましょう。
特に、畳や床板の隙間、壁と床の接合部などは注意が必要です。
木材の劣化や、異臭、異音なども確認しましょう。
また、押し入れなどの収納スペースは、湿気がこもりやすく、シロアリが繁殖しやすい環境となっている可能性があります。
木材の劣化や異常の確認方法
木材の劣化や異常を確認するには、木材を軽く叩いてみる方法があります。
空洞音がすれば、シロアリが木材内部を食い荒らしている可能性があります。
また、ドライバーなどで木材を軽く突いてみて、簡単に穴が開くようであれば、木材が劣化している可能性が高いです。
変色や、ひび割れなども注意深く観察しましょう。
家の中のシロアリ発見サイン
家の中にシロアリがいるサインとしては、羽アリの発生、木材の穴や食害痕、木材の変色や劣化、床鳴り、壁の剥がれなどが挙げられます。
これらのサインが見られた場合は、早急に専門業者への点検依頼を検討しましょう。
小さなサインを見逃さないように注意しましょう。
家の中のシロアリ点検 専門業者への依頼と注意点
無料点検の確認方法
多くのシロアリ駆除業者は、無料点検を実施しています。
業者のホームページや、電話で確認しましょう。
無料点検では、シロアリ被害の有無だけでなく、家の構造や、シロアリの侵入経路なども確認してもらえます。
点検依頼前の準備
点検依頼前に、家の間取り図や、シロアリ被害が疑われる箇所の情報をまとめておくとスムーズです。
また、点検当日は、業者が作業しやすいように、点検対象となる場所周辺の片付けを済ませておきましょう。
点検当日の流れと注意点
点検当日は、業者の説明をしっかり聞き、疑問点を解消しましょう。
また、点検後には、点検結果の説明と、必要であれば駆除や予防工事の提案があります。
強引な勧誘には注意し、冷静に判断しましょう。
点検後の対応
点検結果に基づき、適切な対策を行いましょう。
シロアリ被害が確認された場合は、専門業者に駆除を依頼する必要があります。
被害が軽微な場合は、予防措置で済む場合もあります。
まとめ
家の中のシロアリ点検は、床下点検と同様に重要です。
普段の生活の中で、木材の劣化や異常、シロアリのサインなどに気づいたら、すぐに専門業者に相談しましょう。
無料点検を実施している業者も多いので、気軽に相談してみることをお勧めします。
早期発見、早期対策が、シロアリ被害拡大を防ぎ、家の寿命を長く保つことに繋がります。
専門家のアドバイスを参考に、適切な対策を行いましょう。
全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。