NEWS

瑕疵保険とはどんな保険?いつ入るべきかについて解説します!

2023.09.20
新築を建てたいをお考えの方の中には、建てた家に欠陥があった場合、どのように対処すればよいかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、住宅瑕疵担保責任保険とは何か、瑕疵保険はいつ入り、いつから開始されるのかについてご紹介します。

□住宅瑕疵担保責任保険とはどんな保険?


住宅瑕疵担保責任保険は、住宅事業者が引き渡した住宅に欠陥がある場合、補修費用を保証する保険です。
保証金を供託していない場合、必ずこの保険に加入する必要があります。

2000年に住宅の品質確保法が施行され、住宅事業者は引き渡し日から10年間、瑕疵担保責任を負うことが定められました。
つまり、購入者が確認できない隠れた欠陥に対する責任を負う仕組みです。
この瑕疵担保責任を果たすためには、住宅瑕疵担保責任保険への加入と保証金の供託が必要です。
この保険は国土交通省が指定する保険法人と契約することで成立します。

保証金は、引き渡した不動産に対応する額を供託所に10年間預けることを意味します。
保証金を預けると、営業保証金、弁済業務保証金という名目で保管されます。

□瑕疵保険はいつ入り、いつから開始されるのか?


住宅瑕疵担保責任は、施工が完了し、施工会社から宅建会社への引渡し日から開始します。
その引渡し日から10年後に住宅瑕疵担保責任が終了します。
以下で住宅種別に解説します。

*戸建住宅


戸建住宅とは、1住棟の所有区分が1である住宅のことです。
戸建住宅の保険期間は、保険が適用される住宅を引き渡した日から10年間です。

*共同住宅(賃貸住宅)


賃貸住宅とは、1住棟の所有区分が1である住宅のことです。
賃貸住宅の保険期間は、保険が適用される住宅を引き渡した日から10年間です。

*共同住宅(分譲住宅)


分譲住宅とは、1住棟が固定的な隔壁、扉で区分され、区分所有されている住宅のことです。
分譲住宅の保険期間は、当該分譲共同住宅が引き渡された日に始まり、その日から起算して10年を経過した日、または建設工事の完了した日から11年を経過した日のいずれか遅い方の日までとなります。

□まとめ


住宅瑕疵担保責任保険とは、住宅事業者が引き渡した不動産に、瑕疵(欠陥)があった場合に、瑕疵のための費用を保証してもらえる保険のことです。

また、戸建住宅と賃貸住宅では保険が適用される住宅の引き渡し日から10年間が保険期間であり、共同住宅では引渡し日から10年間または建設工事完了日から11年間の遅い方までが保険期間です。
本記事が住宅瑕疵担保責任保険について理解を深める参考になれば幸いです。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。