NEWS

火災保険の補償内容とは?車は修理できるのかについてご説明します!

2023.10.20
「火災保険」についてよく耳にするものの、具体的にどんなことが補償対象になるのかよく分からず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、火災保険はどのような保険なのかと、車両は火災の補償対象に含まれるのかについてご紹介します。

□火災保険とはどんな保険?


火災保険の支払い対象は、火災保険の契約者が所有する建物と家財が火事、もしくは災害により損害を受けた場合です。
したがって、自分以外が所有する建物や家財は、火災保険の支払い対象には該当しません。
火災以外の損害の対象は、泥棒による家財の被害、落雷や雹(ひょう)が家に当たり被害が起きた時、自動車や飛行機などが落下・ぶつかってきたことによって被害を受けた時などです。
地震や噴火、津波による被害は火災保険の対象外ですが、火災保険に付属して加入する地震保険に適応される被害のため注意しましょう。

*火災保険の損害賠償請求について


故意に火をつけた場合は、加害者は損害責任を負う必要があります。
ただし、故意ではない場合、火元の加害者が周囲の家に何らかの損害を与えたとしても、賠償しなくてよいと定められている「失火責任法」があります。
このように、火災から建物や家財を守るために火災保険に加入する必要があります。

□火災保険で車は修理できるのか?

電気配線からの発火や放火による火災が原因で車両に被害が起きた場合は、火災保険ではなく車両保険により補償を受けられます。
車両保険には、一般型とエコノミー型の2種類があり、車両の火災の場合はどちらの保険でも補償の適応対象です。

*車両保険の対象外になる場合


契約者が自分で自分の車に火をつけたケースのように、意図的に起こした火事の場合は、故意による過失のため補償の対象外です。
故意に起こした事故以外にも、注意を払っていれば火災を防げたような事故の場合は重大な過失とみなされて、補償の対象外になる可能性があるため注意しましょう。

タバコの火による火災の際、消し忘れがないか十分注意を払っていたにもかかわらず火災が起きた時は補償の対象です。
一方で、タバコの火がついているにもかかわらずうっかり寝てしまった場合は、重大な過失とされ補償の対象外になる可能性が大きいです。
したがって、火災につながりそうな行動は控えるようにしましょう。

□まとめ


火災保険は、火災以外の地震や噴火、津波による被害は補償されないため注意しましょう。
契約者が自分で車に火をつけた場合や、予防できたにもかかわらず不注意により火災が起きてしまった場合は、故意に起こした火災、もしくは重大な過失とみなされ、補償の対象外になる可能性があります。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。