NEWS

火災保険の適用範囲と選び方についてご紹介します!

2024.01.27
火災保険は、私たちの大切な住宅を守る最後の砦です。
しかし、その適用範囲や具体的な補償内容について、詳しく理解している人は少ないかもしれません。
本記事では、火災保険の適用範囲と、自分に合う保険を選ぶ方法についてご紹介します。

□火災保険の適用範囲とは?


火災保険の適用範囲は、想像以上に幅広いものです。
ここでは、主な補償内容と実際の事例をもとに、その範囲を探ります。

1:失火や原因不明の火災

失火や原因不明の火災による損害は、火災保険の基本的な補償対象です。
たとえば、料理中に起きた火事や、隣家の火事による消防活動中の水害も含まれます。
ただし、子どもの火遊びや寝タバコなど、一定の過失による火災は補償外となることもありますので注意が必要です。

2:自然災害による損害

自然災害による損害も、火災保険が適用されるケースが多いです。
台風や豪雨、大雪、ひょうなどが原因で生じた損害は補償の対象となります。
しかし、地震や津波、噴火による被害は通常、火災保険の範囲外です。

3:第三者による住宅被害

第三者の行為による住宅被害も、火災保険でカバーされます。
たとえば、飛来物や落下物による損害、強盗や窃盗による被害、引っ越し作業中の事故などが該当します。

□自分に合う火災保険の選び方


自分の生活環境とニーズに合わせた火災保険を選ぶことは、未来の不確かさに備える上で非常に重要です。
ここでは、最適な火災保険の選択方法についてさらに深く探ります。

1:火災保険の対象と保険金額を決める

家財や建物の価値を正確に把握することが、適切な保険選択の第一歩です。
たとえば、高価なジュエリーや芸術品を所有している場合、これらを特別に補償するオプションを検討する価値があります。
また、古い建物に住んでいる場合、修復費用が高くなる可能性を考慮して保険金額を設定することも大切です。
保険金額を適切に設定することで、万が一の時に十分な補償を受けることが可能になります。

2:居住エリアの災害リスクを確認して補償範囲を決める

自宅の位置する地域の災害リスクを理解することは、適切な火災保険を選ぶ上で不可欠です。
たとえば、洪水が頻発する地域に住んでいる場合、水害に対する補償を重視する必要があります。

また、山火事が起きやすい地域では、森林火災に対する特別な補償を検討することも重要です。
地域特有のリスクを踏まえた上で、必要な補償を含む保険を選びましょう。

3:適切な保険期間を選択する

火災保険には、短期間と長期間の契約があります。
短期契約は柔軟性が高く、生活環境の変化に合わせて補償内容を調整しやすいです。

一方で、長期契約は保険料が割安になることが多く、安定した住環境の方に適しています。
ただし、2022年10月以降は10年間の契約がなくなり、最長5年となる予定です。
この変更を踏まえて、自分の生活状況や経済状態に合わせて保険期間を選択しましょう。

□まとめ


火災保険を選ぶ際は、自宅の価値、地域の災害リスク、そして適切な保険期間を考慮することが重要です。
これらのポイントを押さえることで、万が一の時に十分な補償を受けられるようになり、安心して日々の生活を送れます。
今こそ、自分に最適な火災保険を見つけ、将来の安全と安心を確保しましょう。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。