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新築住宅の保証とは?使い方とポイントをご紹介します!

2024.04.20
新築住宅を購入したばかりの方々にとって、自宅の構造的問題や不具合に関する保証制度の理解と活用は気になるポイントの1つですよね。

そこで本記事では、新築住宅の保証制度に関する包括的な情報と、保証を受ける際のポイントについてご紹介します。


□新築住宅保証の基本!使い方を解説!




新築住宅の購入は、人生での大きな投資です。
それに伴うリスクを最小限に抑えるためには、保証制度の詳細な理解が欠かせません。
実は、新築住宅には、構造躯体への10年間の保証が法律により義務づけられています。


*法的背景




注文住宅の保証制度は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」、通称「品確法」として2000年4月に施行されました。
法律は、新築住宅の「基本構造部分」に対する瑕疵担保責任を建築会社や売主に義務付けています。


*保証対象の範囲




保証は、基礎・壁・柱・床・屋根・梁など、住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に適用されます。
構造的な欠陥がある場合、瑕疵保険に加入している建築会社や売主が修繕費用を負担します。

ただし、保証の範囲には限界があります。
例えば、雨漏りも構造的な欠陥による場合のみ補償の対象となり、メンテナンス不足や内装、サッシ、ボイラーなどは保証対象外のケースが多いです。
そのため、新築住宅の保証内容と適用範囲の理解は、購入後の安心に直結します。


□保証を最大限に活用するためのポイント




新築住宅の保証を有効に活用するには、下記の3つのポイントに注意する必要があります。

1:メンテナンスの計画

ハウスメーカーが設定する定期メンテナンスを受けることが、保証を維持する上で不可欠です。
保証期間中に定期的なメンテナンスが求められ、その記録が後の保証適用に重要な役割を果たします。

2:改築・修繕の注意

契約したメーカー以外での改築や修繕を行うと、保証適用外になるリスクがあります。
長期保証を維持するためには、メーカーとの継続的な連携が重要です。
万が一の改修や増築の際には、必ず施工したハウスメーカーに相談し、適切な手順を踏みましょう。

3:保証の例外と限界

住宅保証は万能ではありません。
自然災害や意図的な損傷、普通の使用による摩耗など、保証対象外となる事例も多々存在します。
したがって、保証適用の範囲と限界を正確に理解し、それに基づいた住宅管理を行うことが重要です。


□まとめ


 

本記事では、新築住宅の保証制度の概要と、保証を受ける際のポイントをご紹介しました。
新築住宅には、構造躯体への10年間保証が義務付けられており、欠陥に対して補償が行われるような仕組みが存在しています。

保証を活用する際には、定期的なメンテナンスや保証の限界を知っておくことが重要です。
保証について理解を深め、安心して暮らせる住宅を維持できるようにしましょう。



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