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屋根の塗装に使う塗料には何がある?種類別の性能と選び方を解説!

2024.04.30
長期間にわたる屋根の保護とメンテナンスコストの削減は、多くの方が重視することの1つです。
また、そのためには適切な塗料の選定が重要です。
そこで今回の記事では、屋根塗装に使われる塗料の種類とその特徴、塗料を選ぶ時のポイントについてご紹介します。


□屋根塗料の種類とその性能




屋根塗装にはさまざまな塗料が使用されており、その中でも代表的な4種類の塗料について、耐用年数・価格帯、そしてそれぞれの特徴を見ていきましょう。

1:ウレタン樹脂系塗料

ウレタン樹脂系塗料は、耐用年数が8〜10年と短く、価格帯も最もお手頃な価格の塗料です。
比較的安価でありながら柔軟性と付着性に優れ、塗膜には光沢感があります。

2:シリコン樹脂系塗料

シリコン樹脂系塗料は、耐用年数10〜15年、ウレタン塗料より耐久性に優れ、防汚性や耐熱性もあり、価格と性能のバランスが良いです。

3:フッ素樹脂系塗料

耐用年数が15〜20年であるフッ素樹脂系塗料は、シリコン塗料よりも耐久性と色あせへの強さに優れ、防汚性や耐熱性も高いです。

4:無機塗料

塗料の中で最も優れている無機塗料は、20年以上の耐用年数を誇ります。
耐久性や耐熱性が高いことはもちろん、環境への優しさも兼ね備えています。


□屋根塗装に使う塗料の選び方




屋根塗装に最適な塗料を選ぶ際には、耐用年数・価格・機能性・塗装時の臭いを考慮することが重要です。

1:耐用年数で選ぶ

耐用年数は、屋根塗料を選ぶ際に最も重要視されるべき点の1つです。
短期間でのメンテナンスが苦にならない、または初期コストを抑えたい場合は、ウレタン塗料が適しています。

一方で、長期間にわたる耐久性を求める場合は、フッ素塗料や無機塗料がおすすめです。
特に無機塗料は、20年以上の耐用年数を誇り、1度の塗装で長期間にわたって保護できます。

2:機能性で選ぶ

屋根塗料の機能性として、防汚性・耐熱性・断熱性が挙げられます。
湿気が多い地域では、透湿性に優れ、カビや藻の発生を抑えるシリコン塗料が適しています。

また、屋根が直射日光を受けやすい場合は、耐熱性に優れたフッ素塗料が、夏場の屋内温度上昇を抑える効果を発揮します。
さらに、屋根からの熱損失を減らしたい場合は、断熱性能が高い塗料を選択することが望ましいです。

3:塗装時の臭いで選ぶ

屋根塗装作業中や乾燥時に発生する塗料の臭いは、作業環境や近隣への影響を考慮する必要があります。
特に油性塗料は強い臭いが特徴ですが、最近では臭いを抑えた水性塗料も多く開発されています。
また、香り付きの塗料を選ぶことで、作業環境の改善にも繋がります。


□まとめ




今回は、屋根塗装に使われる塗料の種類とその特徴、塗料を選ぶ時のポイントについてご紹介しました。
屋根の保護と美観の維持には、適切な塗料の選定が欠かせません。
耐用年数・価格帯・機能性、そして塗装時の臭いを考慮して、自宅の屋根に最適な塗料を選びましょう。

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