住まいの品質と安全性は生活の基盤です。
生活の基盤となるマイホームを守るための点検は、長期にわたり安心して暮らすための重要なステップ。
しかし、点検について知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マイホームの点検の重要性や実施時期、そしてチェックすべきポイントについて解説します。
□マイホームの点検とは?重要性と実施時期
マイホームの点検は、新築後の住宅品質を保つために欠かせないプロセスです。
新築からの経過時間ごとに行う点検では、初期不良の発見や保証期間内の無償修理など、将来的な住宅の問題を未然に防ぎます。
*点検の実施時期
新築マイホームの点検は、特に新築後半年・1年・2年・5年・10年という節目で行われることが一般的です。
この時期は施工不良による不具合が発見されやすく、また建物の性能を長期にわたって維持するために重要です。
*保証期間内のメリット
新築後の保証期間内に不具合が見つかった場合、無償修理のサポートが期待できます。
このため、定期的な点検を行うことで、後に高額な修理費用が発生するリスクを抑えられます。
*専門家による点検の重要性
専門家による点検は、図面通りの施工がなされているかどうかを確認するものです。
このプロセスにより、建築ミスや施工不良が発見されることがあり、住宅の品質維持に不可欠な役割を果たします。
そのため、日々ご自身で異変がないかチェックするだけでなく、専門家による点検を必ず行いましょう。
□マイホームの点検について押さえておきたいポイント3選
1:マイホームの点検期間
新築マイホームの点検期間は、新築後の数カ月から数年ごとに設定されており、これは住宅の状態を定期的に把握するために重要な役割を果たします。
初期の点検では特に、建築上の欠陥による不具合がないかどうかを確認することが目的となります。
また、住んでみて生じた疑問点やメンテナンス方法についても学ぶ良い機会になりますよ。
2:外部の点検チェックポイント
外部の主なチェックポイントには、基礎部分や外壁、屋根、ベランダなどが含まれます。
基礎部分のひび割れやはがれ、浮きなどがないかを確認し、外壁のチェックではひび割れやはがれの有無に注意します。
これらは雨漏りのリスクを伴うため、特に重要です。
屋根の浮きやひび割れも目視で確認し、ベランダでは手すりや床の状態、排水口の周りなどをチェックします。
これらの点検は、外壁の外観や防水性を維持し、雨漏りを防ぐために必要です。
3:内部の点検チェックポイント
一方、内部の点検では壁や天井の状態に注目します。
ひび割れや雨漏りによる染みがないかを確認し、床下や屋根裏の状態も重要です。
シロアリの被害の有無や、構造の問題点をチェックすることも含まれます。
また、水道や電気設備の不具合にも目を向け、家全体の安全性と機能性を維持するための点検を行います。
□まとめ
マイホームの点検は、家族が安心して暮らすための基盤を維持する上で重要なプロセスです。
新築後の適切な時期に専門家による点検を行うことで、家の品質を保ち、未来のリスクを軽減できます。
点検により早期に問題を発見し、安心して快適に暮らせるマイホームを維持しましょう。
全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。