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家のシロアリ被害に保険は使える?保険の適用条件について解説

2024.09.27
シロアリ被害に遭うと、修理費用がどれくらいかかるのか不安になりますよね。
「保険でカバーできるのかな。」
「少しでも費用を抑えたい…」
このように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、シロアリ被害に使える保険や費用を抑える方法について解説していきます。

□シロアリの被害に保険は使える?



1: シロアリ駆除に特化した保険は存在しない



シロアリ駆除専用の保険は、現状では存在しません。
そのため、シロアリ被害に遭った場合は、自己負担で駆除費用を支払うのが一般的です。

2: 自然災害が原因の場合のみ火災保険が適用される可能性がある



シロアリ被害が、台風や洪水などの自然災害によって発生した場合、火災保険が適用される可能性があります。
しかし、保険会社によって適用条件が異なるため、事前に保険会社に確認が必要です。

3: 火災保険の適用条件を確認しよう



火災保険が適用されるためには、以下の条件を満たす必要があります。
・シロアリ被害の原因が自然災害であること
・保険契約にシロアリ被害の補償が含まれていること
・保険期間内であること

加入している火災保険の適用条件を確認しましょう。

4: 自然災害によるシロアリ被害を証明する必要がある



保険会社に自然災害によるシロアリ被害を証明するためには、以下の書類が必要となる場合があります。
・被害状況を撮影した写真
・専門業者によるシロアリ被害の原因調査報告書
・自然災害発生時の気象情報

また、火災保険の適用可否は、保険会社によって異なります。
そのため、事前に保険会社に相談し、適用条件や必要な書類を確認することが重要です。

□シロアリ駆除費用を抑える方法



シロアリ被害に遭っても、諦めるのはまだ早いです。
駆除費用を抑えるためにできることがあります。
以下に、シロアリ駆除費用を抑える方法をいくつかご紹介します。

1: シロアリ駆除業者の保険や保証を活用する



シロアリ駆除業者の中には、自社の保険や保証制度を設けているところがあります。
これらの制度を活用することで、駆除費用の一部を負担してもらえる場合があります。

2: 確定申告で雑損控除を受ける



シロアリ被害は、確定申告で「雑損控除」の対象となる可能性があります。
雑損控除とは、地震や火災などの災害によって家屋が損壊した場合に、その損害額の一部を所得から控除できる制度です。
雑損控除を利用することで、税金が軽減されるため、実質的な負担を減らすことができます。

3: 補助金制度を活用する



自治体によっては、シロアリ被害に対する補助金制度を設けている場合があります。
自治体のホームページなどで情報を調べてみましょう。

4: リフォームローンを活用する



シロアリ被害による修理費用が大きい場合は、リフォームローンを活用することも検討できます。
リフォームローンは、低金利で借りられる場合が多いため、金利負担を抑えることができます。

5: 早期発見・早期対策が重要



シロアリ被害は、早期発見・早期対策が重要です。
定期的にシロアリの点検を行い、被害を早期に発見することで、駆除費用を抑えることができます。

□まとめ



シロアリ被害は、保険で補償されないケースが多いですが、自然災害が原因の場合には、火災保険が適用される可能性があります。
また、シロアリ駆除費用を抑えるために、シロアリ駆除業者の保険や保証、確定申告による雑損控除、補助金制度などを活用することもできます。

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