家を建てた際にシロアリ点検を進められたが、本当に必要なのかという疑問をお持ちの方も多いでしょう。
せっかく建てた家を長持ちさせたいと思っていても、点検内容について知らないまま点検するとなると不安になるものです。
そこで今回は、シロアリ点検をやるべき理由と、どこを見るのかについてご紹介します。
□シロアリ点検をやるべき理由とは
シロアリ点検が必要な理由は、シロアリ被害に悩まされずに長く家に住み続けるためです。
シロアリは季節によって活動するのではなく、1年中活動するため、放置するとシロアリの数は増えて、あっという間に家を支える木材はほとんど食われてしまいます。
シロアリ点検を行うと、早めにシロアリを見つけて駆除できるため、被害を最小限に抑えられるでしょう。
さらに、シロアリの発見だけではなく、床下の状況も確認できます。
床下で湿気がこもると、木材が腐ったりカビが発生したりします。
木材の腐りやカビを放置していると、カビ臭い臭いがしたり、アレルギー症状が発生したりするため、シロアリ点検に加えて床下の通気がきちんとされているかどうか確認しておきましょう。
□シロアリ点検の際はどこを見るのかについて
では、シロアリ点検の際はどこを見るのでしょうか。
1つ目は、床下です。
床下は日が差し込まず、湿気のこもりやすいシロアリが好む場所なので、シロアリの侵入経路として多くみらます。
床下点検では、蟻道の有無に加え、木材の侵食、水漏れの3点を確認しましょう。
この3点が見つかると、シロアリが発生している可能性があるので注意が必要です。
2つ目は、屋根裏です。
屋根裏もシロアリが住み着きやすい空間の1つで、床下同様に湿気の多い場所であることからシロアリが好む環境になっています。
屋根裏の点検では、天井の角まで確認することに加え、羽アリの羽が落ちていないかどうかを確認しましょう。
3つ目は、水回りの木材です。
シロアリは水分を含む木材を好んで食べるため、水回りは確認が必要です。
例えば、トイレ、お風呂場、キッチンなどの生活する上でよく水を使用する場所を確認しましょう。
4つ目は、タイルの隙間です。
住宅の老朽に伴ってタイルに隙間ができている可能性があります。
タイルに隙間ができている場合、シロアリが侵入経路として利用している可能性があるため、タイルが欠けていたり隙間ができていたりした場合は注意しましょう。
他にも、床下換気口や野外の木材なども確認することをおすすめします。
□まとめ
シロアリ点検は、家を長持ちさせるために必要な点検です。
1度行ったから、もう点検しなくても良いのではなく、早期発見のために毎年点検することをおすすめします。
全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「
マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非ご覧ください。