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住宅の10年点検って必要なの?確認しておくべきポイントとは!

2023.02.03
新築住宅の購入を検討中の方や住宅に住み始めた方で、住宅の点検について疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
せっかく建てた理想の住宅を大切に住みたいですよね。
そこで今回は、10年点検は必要なのかどうか、点検するべきポイントを紹介します。

□10年点検は必要?定期的な住宅のメンテナンスをしよう!


新築住宅を購入した際によく耳にする10年保証とは、法律によって会社に保証が義務付けられた制度です。
この制度では、基礎や壁、屋根など「建物の主要構造部分」や「雨漏り防止に関する部分」の欠陥が引き渡し後10年間保証されます。

しかし、保証に加入しておけば安心という訳ではなく、その欠陥に気づくためにも定期的なメンテナンスが大切です。
住宅を購入した場合は契約した会社によって半年、1年、2年などのタイミングで定期点検を実施してくれる場合が多いため、会社と事前に相談しましょう。

先ほど述べた通り、新築住宅には10年保証が義務付けられていますが、10年以内に瑕疵(欠陥)に気づかない場合があります。
特に専門知識の少ない一般の方は欠陥を見逃しやすいため、10年の期限が過ぎる前に積極的に点検や調査を行うことをおすすめします。

□点検する際に確認しておくべきポイントを屋外・屋内別に解説!


住宅の10年点検を利用する前にチェックポイントを確認しておきましょう。

屋外で重要なポイントは4つです。
雨風にさらされ劣化しやすい屋外は、室内で生活する中で気づきにくい部分ですので、点検はじっくり行いましょう。

1つ目は、基礎のひび割れや剥がれなどです。
微細なひび割れは心配する必要がありませんが、0.5ミリを超えるひび割れや雨水が浸水する可能性のある表面の剥がれは専門家による点検をおすすめします。

2つ目は、外壁やシーリングのひび割れです。
特に外壁は住宅の重要な部分で、劣化状況を定期的に確認しましょう。
外壁は壁の中に防水シートがある構造のため、ひび割れによる浸水の可能性は低いですが、外壁材やシーリング箇所の確認はとても重要です。

3つ目は、屋根材の浮きやひび割れです。
屋根は築10年が経過すると日光や雨風により劣化が激しくなります。
しかし、ご自身での点検は容易ではないため、可能な限り目視による点検をおすすめします。

4つ目は、ベランダや屋上の防水層の劣化です。
特にベランダは雨漏りしやすい箇所が多いため、重点的に確認しましょう。

つぎに屋内におけるチェックポイントです。
屋内はひび割れや染みといった劣化が多く、専門家による判断が必要な可能性があります。
特に床下や屋根裏などの目視できない部分は、シロアリなどが発生している可能性があるため、プロによる定期的なメンテナンスをおすすめします。

□まとめ


住宅の10年点検についてどのようなメンテナンスが必要かを解説しました。
定期的に専門家による点検を行い、大切な住宅の寿命を伸ばしましょう。

全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非ご覧ください。