外壁は、雨風や紫外線、湿度などの様々な影響を受けて劣化し、本来の性能を保てなくなります。
そのため、メンテナンスをして外壁のパフォーマンスを落とさないことが大切です。
今回は、外壁塗装の必要性とタイミングについて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
□外壁塗装の必要性について
塗装というと、見た目を美しく保つというイメージがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、本来の目的はそうではなく、建物を保護することです。
建物は日々紫外線や雨水の影響を受け、塗膜が劣化します。
塗装をすることで塗膜による防水機能を維持し、建物の寿命を伸ばすことにつながるのです。
塗装を怠ると、雨漏りや建物内の腐食を引き起こします。
私たちの皮膚のように、塗装をして保護してあげることが大切です。
日本の住宅は30年ほど持つと言われているので、2回から3回ほど塗装をすることになるでしょう。
□外壁の塗り替え時期は?
一般的には、築10年が塗装タイミングの目安とされています。
理由は、日本の住宅のおよそ8割を占める窯業系サイディングの防水性能が、約10年で薄れてしまうためです。
ただし10年が経過していなくても、すでに塗装が必要とされる劣化症状が出ている場合はメンテナンスが必要です。
続いて、外壁塗装に対して誤解しがちな点について触れていきます。
*特に被害がなければ塗装は必要ない
雨漏りやひび割れなど、目に見えた被害が起きていなければ外壁塗装は必要ないと考える方もいます。
しかし、雨漏りの被害が現れた時には、すでに末期ともいえる状態です。
被害が生じる前にメンテナンスし、被害を予防することが大切です。
*外壁塗装は費用がかかる
確かにある程度の費用はかかります。
しかし、塗装を放置した結果、住宅全体が劣化し、大規模な修繕や建て替えをしなければならなくなったケースのほうが費用は大きくなります。
そのため、定期的に塗装にお金をかけた方が、最終的にかかる金額を低くおさえられます。
*工事中は常に騒音が発生する
外壁塗装で騒音が発生するのは、主に足場の組み立てや解体作業をする時、高圧洗浄機を使う場面などです。
メインの塗装作業では、騒音が発生することは少ないです。
□まとめ
今回の記事では、外壁塗装の必要性とタイミングについて解説してきました。
大切な家を守るためにも、被害が起こる前に外壁塗装をしておきましょう。
築8年を過ぎたころから、外壁の状態のチェックをするように心がけると確実です。
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