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塗装で浮きが発生する原因と今後起こり得る問題をご紹介!

2023.06.03
外壁塗装において、定期的に塗装をしていても起きてしまうのが「浮き」です。
塗装が浮くことで、見た目以外にも様々な問題が起こります。
そこで今回は、塗装で浮きが発生する原因と起こりうる問題について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

□外壁塗装の浮きが起こる原因とは


そもそも塗装の浮きは何が原因で起こるのでしょうか。

*劣化


塗装の浮きが起こる原因の一つ目に、塗膜の劣化があげられます。
外壁は雨や風、紫外線を絶えず浴び続けているため、どうしてもその影響を受けてしまいます。
塗膜が劣化すると外からの刺激に弱くなり、雨水が内部に入り込む原因になります。

*洗浄の甘さ


塗装工事では足場の組み立て作業や飛散防止ネットの設置が完了した後、壁の洗浄を行います。
洗浄では外壁表面の汚れやカビを落とさなければなりませんが、汚れを洗浄しきれないと塗料の密着度が下がってしまいます。
塗料が十分に密着せず、結果として浮きにつながってしまうわけです。

*下塗り材の不足


塗装の浮きが見られるということは、下地と外装の間に空気が入り込んでしまっている状態です。
つまり、下塗り材が適切に役割を果たしていないことを意味します。

塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3段階に分けて行われますが、下塗り材は中塗りや上塗りをした際の密着度を高める役割があります。
浮きを防ぐためには、下塗り材を適切な量塗ってから次の工程に進む必要があるのです。

□塗装の浮きを放置するとどうなる?


塗装の浮きを放置すると、保護機能が低下します。
浮いている塗膜はとても破れやすくなっています。
そのため、わずかな刺激でも破れてしまい、破れた箇所から雨水が浸入してしまうのです。

また、雨水が一度浸入すると周囲の塗膜まで浮いてしまい、被害が拡大していきます。

浮きの原因が塗装工事における施工ミスであれば、塗装のやり直しをしてくれる可能性もあります。
塗装に保証がついている場合には、相談すれば適用してもらえるかもしれません。

しかし、浮きを放置しているとあっという間に保証期間を過ぎてしまい、工事をしてもらえないこともあります。
そのため、浮きを見つけたら放置せず、保証期間内に対処することをこころがけましょう。

□まとめ


今回は、塗装で浮きが発生する原因と起こり得る問題について解説しました。
塗装の浮きの原因には、経年劣化や洗浄の不十分などの原因がありました。

雨漏りを予防したり塗装会社の保証を受けたりするためにも、塗装の浮きを見つけたらなるべく早期に対応しましょう。

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