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新築の1年点検は義務?点検のチェックポイントや重要性も解説

2023.06.20
新築を建てて1年が経過すると、1年点検と呼ばれる点検が行われます。
大切なマイホームに長く住み続けるには、点検はとても大切です。
そこで今回は、新築の1年点検のチェックポイントや重要性についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

□新築の1年点検はなぜ大切?


新築して間もない時期だと「この時期の点検に意味があるのか」といまいち必要性を感じられないかもしれません。
しかし、注文住宅は長いスパンでの管理が必要です。

新築の家でも外側は雨風、日光にさらされているので、少しずつ劣化は進行しています。
また、一見問題なさそうな家の内部も、主要構造に欠陥や不具合が生じているかもしれません。
こういった異常を早期に発見できず、数年経った後に修理となると、費用がかさむだけではなく事態が深刻化してしまうことも考えられます。

新築住宅は築年数10年以内であれば、基礎、屋根、壁、柱などの基礎部分や雨漏りを防ぐ箇所で欠陥が見つかった場合、無料で補修工事することが義務付けられています。
この保証期間内に不具合がないかチェックする意味でも、1年点検はとても重要なのです。

□1年点検は義務ではない


新築を建てると、1年・5年などの決められた期間で無償点検が行われます。
ただ、これらの点検に法的な義務はありません。

続いて、1年点検におけるチェック項目をご紹介します。

*クロスのズレ、歪み


クロスは、乾燥により段々縮小していきます。
特に起こりやすいのは、暖房をつける機会が多いリビングです。
天井と壁のつなぎ目、床と壁のつなぎ目などは、縮小して下地が出やすいので、チェックしておくと良いでしょう。

*床のきしみ


「床のきしみ」と聞くと古い家のイメージがありますが、実は新築でも起こります。
きしみは、木材の膨張や縮小により引き起こされます。
床のきしみが時間の経過とともに無くなっていくようであれば問題ありませんが、ひどくなっていくようであれば補修の必要があると考えるのが一般的です。

*床や壁の傷


比較的小さな傷であれば補修してくれる場合もあるので、相談してみましょう。

□まとめ


今回は、新築の1年点検のチェックポイントや重要性について解説いたしました。
1年点検では、家の基礎や外壁、水まわりなどは重点的に点検してくれても、今回ご紹介したような細かいチェック項目には触れてくれない事が多いです。

あらかじめ自分で気になる点がないかチェックして、1年点検のときにきちんと伝えられるようにしておくことが大切です。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。

施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。