日本は地震大国であり、いつ大きな地震に見舞われるかはわかりません。
重要なのは、地震に備えて家の点検をぬかりなく行っておくことです。
そこで今回は、家の中と周囲を点検する際のチェックポイントについてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□地震を想定した家の中の安全点検
家の中の安全点検についてみていきましょう。
まず、チェックすべきなのは、寝室や子ども部屋に高い家具が置いてあるかどうかです。
高い家具は地震の際に倒れる危険性がありますし、逃げ道を塞いでしまうことも考えられます。
どうしても高い家具を置かざるをえないときは、転倒防止のために固定しておきましょう。
例えば、食器棚はL字金具で固定し、扉も固定しておくと良いでしょう。
また、タンスや本棚も同様に、L字金具や支え棒などで固定します。
次に、出入り口や通路にモノがあるかどうかをチェックします。
このような場所にモノがあると避難が遅れてしまうことも考えられるため、モノを置かないように徹底します。
最後に、ガラスに飛散防止フィルムが貼られているかチェックします。
地震の揺れでガラスが割れ、それによりケガをしないためです。
その他、水や食料品が3日分ほど保管されているか、懐中電灯が手に取りやすい場所に置かれているかなどをチェックしましょう。
□家の周囲の安全点検
続いて、家の周囲の安全点検です。
屋根やアンテナは入念に点検し、危険だと判断したら固定するか、専門会社に修理を依頼しましょう。
また、ベランダは綺麗に整頓しておき、落下の恐れがある植木鉢は取り除いておくことをおすすめします。
これまで安全点検について紹介しましたが、いざという時に頼りになるのは家族です。
そのため、家族で防災について話し合う機会を月1回ほど設けておくと安心でしょう。
具体的には、日常の防災対策の役割、有事の際の役割分担、離ればなれになったときの連絡手段や避難場所について確認しておきます。
また、食料品や水の状態を定期的に確認し、必要があれば新品と取り替える人も決めておくと良いでしょう。
このように準備をしておけば、いざという時に焦らずに行動できるようになります。
□まとめ
今回は、家の中と周囲を点検する際のチェックポイントについて主にご紹介いたしました。
家具の転倒防止や非常食の準備など、定期的に点検する習慣をつけましょう。
また、防災対策の一環として、家族で防災について話し合う機会があるとなお良いです。
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