「家の床下点検はすべきなのか」「そもそも、どこを見れば良いのか」と疑問に感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、このような疑問をお持ちの方に向けて、床下点検の必要性や点検する際のチェック項目についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□家の床下点検が必要な理由
普段の生活で目にすることが少ない床下は、知らず知らずのうちに基礎部分や水道の配管が劣化してしまうため、定期的な点検が大切です。
例えば、建物の基礎が劣化したまま放置してしまうと、さらに悪化してトラブルを招いたり、耐震性を脅かしたりする可能性があります。
建物の安全性を確保するために点検を欠かさず行い、必要に応じて修理をしなければならないのです。
また、配管が劣化すると、そこから水漏れが発生します。
水漏れにより床下の湿度が高まり、カビやシロアリが発生する原因になるのです。
カビの除去やシロアリ駆除をするとなると、場合によっては高額な費用がかかることもあります。
点検をしておくことで、無駄な出費を抑えることにもつながるのです。
□床下点検で確認すべきポイント
続いて、床下点検の際に確認すべきポイントをご紹介します。
*床の湿度
床下からカビの臭いがしてきた場合は、湿度が高くなっている証拠です。
シロアリが好む環境になってしまっているので、床下調湿工事を行うことをおすすめします。
*配管の状態
配管から水漏れが起きていないか、錆びていないかどうかをチェックしましょう。
水漏れは木材の腐食を招き、シロアリが寄ってきてしまいます。
配管からの水漏れや配管の錆びが確認された場合は、配管交換工事を行いましょう。
*シロアリ
シロアリがいるかどうかを確認します。
ただ、シロアリを直接目視できることは少ないため、シロアリがいた形跡を見つけるのがポイントです。
シロアリは砂や土で道をつくって移動します。
この道は蟻道と呼ばれますが、蟻道があったらシロアリがいた証拠になります。
また、床下の木がスカスカになっている場合は、既にシロアリに食べられています。
これらの形跡が見つかった場合はシロアリが生息している可能性が高いので、シロアリ駆除工事が必要です。
□まとめ
今回は、床下点検の必要性や点検する際のチェック項目について主にご紹介いたしました。
床下点検の必要性を理解したうえで、定期的に点検する習慣づけができると理想的です。
床下の劣化や異常を見逃すことなく点検をしたい方は、専門会社に点検してもらうことをおすすめします。
全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
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