家を守るための重要なパートナー、それが火災保険です。
しかし、その適用範囲は一概には語れません。
どのような状況で火災保険が適用され、どのようなケースでは適用外となるのか、分からない方も多いでしょう。
この記事では、火災保険の具体的な適用例と、知っておくべきポイントを解説します。
これから紹介する情報を手に、あなたの大切な家と家族を守るための一助としてください。
□火災保険で修理できるものは?保険適用可能な5つのケース
1.風災の場合
台風や竜巻による風災は、思わぬ被害をもたらすことがあります。
屋根瓦が飛ばされたり、強風によって物がぶつかり壁にダメージを与えたりしてしまいますよね。
これらは火災保険のカバー範囲内です。
特に、台風の後は屋根や壁の点検を怠らないようにしましょう。
風災による損害は、見た目にはわかりにくいこともあるからです。
2.雪災の場合
雪の重みで屋根が壊れる、雪崩による損害など、雪災もまた火災保険の適用範囲です。
特に雪国に住む方は、雪の重みによる建物への影響を軽視しがちですよね。
雪が降り積もった後は、被害がないか家の点検を忘れずに行って修理が必要であれば、火災保険が適用できるか確認してみましょう。
3.雷災の場合
雷の直撃や、それに伴うサージによる家電製品の故障も、火災保険で補償されるケースがあります。
落雷は予測不能ですよね。
そのため、雷が鳴ったら家電のプラグを抜く、サージプロテクターを使用するなどの対策が重要です。
4.水漏れの場合
水道管の破裂や、浴室からの水漏れなど、水に関するトラブルは意外と多いもの。
これらの水漏れ事故も、火災保険の適用範囲内であることが多いです。
ただし、自然災害による水害とは異なるため、その点を理解しておく必要があります。
5.破損・汚損の場合
日常の小さな事故による家財の破損や汚損も、火災保険の適用を受けられることがあります。
「こんなことで保険を使っていいの?」と思うかもしれませんが、加入している保険を有効活用しない手はありません。
□火災保険で修理できないものの条件とは?
*経年劣化による損害
家が古くなること自体は、火災保険ではカバーされません。
自然の摩耗や、時間の経過による劣化は、保険の適用外。
経年劣化による被害は、定期的なメンテナンスによって予防するか、自己負担での修理が必要です。
*意図的な損害
自らが意図的に引き起こした損害は、火災保険の対象外です。
これは犯罪にもつながる行為です。
保険を詐欺的に利用することは、絶対に避けなければなりません。
*地震による損害
日本は地震大国ですよね。
しかし、地震による損害は火災保険ではカバーされていません。
地震保険に加入していない場合、地震での損害は全て自己負担となるので注意が必要です。
□まとめ
火災保険は、予期せぬ事故や自然災害から私たちの生活を守る大切なものです。
しかし、すべてのリスクをカバーするわけではありません。
「どのような状況で保険が適用されるのか」「修理できるものは何か」を正しく理解し、適切な保険加入を心がけ、大切な家と家族を守りましょう。
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