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瑕疵保険検査内容ガイド!安心と信頼の住宅購入への道

2023.12.04
家を建てる際には多くの保証や保険が関わってきます。
保険や保証は複雑で難しそうに思えるかもしれませんが、これらの保証や保険は大切な家を守る大きな味方となるものです。
今回は、家を長持ちさせるために欠かせない「瑕疵保険」に焦点を当て、その重要性と検査内容について解説します。
これから家を建てる方、リフォームを考えている方は、ぜひこの情報を参考にしてください。

□新築・リフォーム時の瑕疵保険の種類とその重要性

*新築住宅の瑕疵保険


新築住宅の瑕疵保険、正式には「住宅瑕疵担保責任保険」と呼ばれ、新築住宅を建てる会社が保険法人と契約を結ぶものです。
瑕疵保険は、住宅を引き渡した時から10年間、構造上重要な部分や雨水の浸入を防止する部分の瑕疵に対して、事業者に修繕の責任を負わせるものです。

これにより、万が一、新築住宅に欠陥が見つかった場合でも、安心して修繕を依頼できます。

*リフォームの瑕疵保険


リフォームの場合、新築住宅と同様の長期保証はありませんが、それを補う「リフォーム瑕疵保険」が存在します。
リフォームを行う業者が加入し、リフォーム工事に瑕疵があった場合、その補修費用を請求できるものです。

ただし、すべてのリフォーム業者がこの保険に対応しているわけではないため、リフォームを依頼する際には、保険加入の有無を確認しましょう。

*中古住宅の瑕疵保険


中古住宅の場合、瑕疵保険の形態はさらに複雑です。
「既存住宅売買瑕疵保険」と呼ばれるこの保険は、売主が宅建業者の場合と宅建業者以外の場合で異なります。

保険料は原則売主負担ですが、実際の取引では買主と売主で費用負担を協議することが一般的です。

□瑕疵保険によるメリットとは?検査内容は?


1.事業者が倒産しても無償で欠陥を直せる

瑕疵保険の最大のメリットは、家を建てた会社が倒産した場合でも保険が適用される点です。
これにより、高額なリフォーム代金を自己負担することなく、保険金で修繕が可能です。
リフォームや建築時の瑕疵によって、生活被害が出ても安心ですね。

2.安全性の高い住宅

瑕疵保険には専門家による検査が含まれているため、住宅の隠れた問題点をしっかりと把握できます。
瑕疵保険の検査内容は、主に構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分の確認です。

住宅構造といった安全性において重要な部分の検査は、安心して暮らすためには欠かせません。

3.紛争処理制度を利用できる

瑕疵保険に加入していると、住宅紛争処理制度の利用が可能です。
これにより、住宅に関する複雑な問題も、迅速かつ適切に解決を目指せます。
通常、高額な費用がかかるこの制度も、瑕疵保険を利用することで手軽にアクセスできます。

□まとめ


家は一生に一度の大きな買い物です。
大切な家を守るために、瑕疵保険は非常に重要な役割を果たします。
新築はもちろん、リフォームや中古住宅購入の際にも、瑕疵保険の存在は大きな安心感をもたらします。
「安全で長持ちする家」を手に入れるためにも、瑕疵保険の適切な理解と活用を心がけましょう。


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