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家の築年数が保険に与える影響 - 火災保険の選び方と見直しの重要性を解説!

2023.12.11
多くの家主が直面する、築年数の経過によるリスク。
特に、火災保険の選び方に頭を悩ませている方も少なくありません。
築年数が経過した家の保険料の内訳、そして保険の見直しの重要性について、この記事で解説します。
安心して生活するための一助として、ぜひ参考にしてみてください。

□築年数が影響する!火災保険の保険料の内訳

*保険料の決定要因


火災保険の保険料は、建物の種類や築年数、住所、構造、価値、そして保険の内容によって異なります。
築年数が古い家はリスクが高いと見なされやすく、その結果、保険料が高く設定されることが一般的です。

築年数が古いと、火災や自然災害のリスクが高まります。
そのため、火災保険は必要不可欠。
特に、住宅ローンを完済した家でも、火災保険の更新は重要です。

リスクが高いのであれば、火災保険に入れない可能性があるのではないかと思う方もいらっしゃいますよね。
実は、築年数が古いからといって、火災保険に加入できないわけではありません。
火災保険は、様々なリスクに備えるもの。

家の年数に関わらず、適切な保険選びが必要です。

□時が経てば経つほど重要!火災保険見直しの2つのポイント


1.契約内容の見直しの必要性

火災保険の契約を結んでから長い年月が経過すると、その内容が現在の住宅の状況に合っていないことが往々にしてあります。
特に1998年以前に結ばれた契約では、建物の耐火性能や設備が現行の基準に適合していない場合があり、これが保険金の支払いに影響を及ぼす可能性が高いです。

また、リフォームや改築を行った場合、保険の補償内容と実際の家の価値との間に乖離が生じることがあります。
これらの理由から、定期的な契約内容の見直しが欠かせません。

2.リフォームやローン変更時の見直し

家をリフォームしたり、住宅ローンの契約内容が変わったりした場合、現在の火災保険が適切かどうか再評価する必要があります。
例えば、大規模なリフォームを行った場合、保険金額が不足すると、万が一の時に十分な補償を受けられないリスクが生じます。

逆に、ローンの残高が少なくなっているのに保険金額が高いままだと、必要以上の保険料を支払い続けることにも。
こうした状況を避けるためにも、重要な変更があるたびに保険内容の見直しを行うことが賢明です。

3.共用部分と専有部分の理解

特にマンション住まいの場合、火災保険は共用部分と専有部分に分かれています。
共用部分に関しては、管理組合が集合住宅全体を対象にした火災保険に加入するのが一般的ですが、専有部分は住戸所有者が個別に加入します。

したがって、自分が加入する火災保険では、共用部分の補償を重複して含めないよう注意しましょう。
また、共用部分の保険には、どのような補償が含まれているのか、定期的に確認することが重要です。

□まとめ


築年数が経過した家でも、火災保険の選び方一つで、安心して生活できます。
保険料の計算方法や、時期に応じた保険の見直しは、家の安全と将来を守る大切なステップです。
築年数の古い家は「水や汚れに弱い」「コストが高い」といったリスクがあることも理解した上で、賢い保険選びを心がけましょう。


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