新築や外壁リフォームを考える際、最も気になる点の一つが保証の内容です。
特に、家を持つ家主であれば、自宅の安全と長期的なメンテナンスを重視することは当然ですよね。
今回は、外壁の保証期間と保証内容に焦点を当て、家主がよく陥る誤解を解消し、有益な情報を提供します。
□新築・外壁塗装の保証期間
外壁塗装を行う際、保証書の内容は家主にとって非常に重要です。
しかし、残念ながら多くの方が保証書の細部に注意を払っていません。
ここでは、外壁塗装の保証書の意義とその期間について見ていきましょう。
1:保証書の重要性
外壁塗装時に受け取る保証書は、将来的なトラブルを避けるための鍵となります。
保証書は、施工の品質を保証し、将来の不具合が発生した際に修理や補償を受けるための重要な文書です。
このため、保証書の内容を正確に理解し、保存することが不可欠です。
2:保証期間の理解
保証期間は、1年から10年と幅広く設定されています。
しかし、ここで注意すべき点は、塗料メーカーの保証が塗料自体に対するものであることです。
つまり、外壁の塗装自体の品質を保証するものではないのです。
また、外壁のひび割れなどは経年劣化とみなされ、保証対象外になることが多いので、保証書の内容を細かくチェックする必要があります。
□外壁塗装保証についての注意点
外壁塗装の保証を理解する上で、いくつかの重要な注意点があります。
これらを知ることで、不正会社に騙されるリスクを減らし、適切な保証を受けられるようになります。
1:耐用年数を超える保証に警戒
外壁塗装の耐用年数を上回る保証期間を謳う会社には注意が必要です。
塗料の耐用年数は一定であり、塗装の技術によってそれを大幅に延ばすことはできません。
過大な保証を謳う会社は、客を誤解させようとしている可能性があります。
2:免責事項の確認
保証には免責事項が設定されていることが多く、これが保証の適用を阻む要因となることがあります。
例えば、天災や異常気象による塗料の劣化や破損は、免責事項とされている場合が多いです。
保証を受ける前に、どのような項目が免責事項に含まれているかを確認することが大切です。
3:保証書の必要性
口頭での約束ではなく、書面での保証書を必ず受け取ることが重要です。
保証書には、保証の範囲や期間、対象外となる条件などが記載されています。
また、保証書には施工会社だけでなく、塗料メーカーや販売店の連名がある場合、より信頼性が増します。
□まとめ
この記事では、新築や外壁塗装の保証期間に関する基本情報と、外壁塗装保証の注意点について紹介しました。
保証書の重要性、保証期間の理解、耐用年数を超える保証への警戒、免責事項の確認、書面での保証書の必要性といったポイントは、家主が外壁塗装を行う際に知っておくべき重要な情報です。
正しい知識を持つことで、より安心して住宅のメンテナンスを行えるでしょう。
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