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家の10年点検を解説!時間や内容など安心の住まいを保つためのステップをご紹介

2024.02.20
「購入からどれくらいの時間が経ったら家の点検すべきなのか」
「10年経ったら点検すべきなのは本当か」
家の定期的な点検は、将来の大きなトラブルを未然に防ぐ重要な手段です。
特に、建築から10年経った段階での点検は重要な役割をもっています。
そこで今回は、10年点検の重要性とチェックポイントについて解説します。

□どれくらいの時間が経ったらやるべき?家の点検の重要性!

*点検するべきタイミング


新築の住宅には、引き渡しから10年間にわたる瑕疵担保責任が存在します。
瑕疵担保責任は、建物の主要な構造部分や屋根に欠陥が発生した場合に売り主がその責任を負い、補修工事を行わなければならない法的義務です。
この期間は、隠れた問題を早期発見し対処するため、定期的な点検の重要性が高まります。

しかし、多くの住宅所有者はこの期間の点検の重要性を見落としがちですので、注意しましょう。

*定期点検の重要性とタイミング


一般的に新築住宅では、「完成後の半年」「1年」「2年」のタイミングで定期点検が行われることが多いです。
定期点検では、主に屋根や外壁、設備などの可視的な部分のチェックを中心的に行います。
加えて、建築から10年経ったタイミングでも点検を行う必要があります。

初期の点検とは異なり、10年点検は住宅の隠れた問題や、長期的な劣化を発見するために重要です。
例えば、屋根裏の雨漏りや排水管の問題など、外からは見えない部分のチェックを行います。

外から見えない部分は、初期の点検では発見しにくいものですが、時間の経過とともに大きな問題に発展する可能性があります。
10年点検で、これらの問題を早期に発見して適切な対応をすることで、将来的な大きな修繕費用を削減しましょう。

□家を10年点検で確認!重点的に調べるべき3つのポイント


1:外壁面のチェック

外壁面では、汚れやコケ、ひび割れや塗装剥がれの有無をチェックします。
特に外壁の寿命は約10年と短く、定期点検で劣化が発見されることが多いです。
外壁の劣化は早期に把握し、必要なメンテナンスを行うことで住宅の寿命を延ばせます。

2:内装面の検査

内装面では、壁や天井のひび割れや染みがないかを確認します。
床下や木造住宅の場合はシロアリの侵食もチェックします。
内装面でのひび割れは構造上の不安を指し示す可能性があるため、注意深く確認することが重要です。

3:設備面の確認

設備面では、水回りやソーラーパネル、構造自体の点検を行います。
特に基礎の傾きや水漏れ、排水管の汚れ具合を確認することが重要です。
ソーラーパネルがある場合は、その状態も点検し、発電効率を最大化するためのメンテナンスを行います。

□まとめ


定期的なタイミングでの家の点検は、住宅の安全と長期的なメンテナンスのために欠かせません。
特に、10年点検では、内装面や設備面の隠れた問題を発見して適切な対策を講じることが重要です。
家を建ててから時間が経ったら、定期的な点検で、住宅の安全と快適性を保つようにしましょう。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。

施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。