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家の点検はどこを見る?新築から10年経過までのチェックポイント!

2024.03.05
「家の点検ではどこを見るのか」
「家を建てたばかりの頃の点検と10年経った後の点検では見るところに違いはあるのか」
家の点検について、このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。
今回は、新築直後から10年が経過するまでの家の点検はどこを見るのか、チェックポイントをそれぞれ解説していきます。

□家の点検はどこを見る?新築から2年目までのチェックポイント


新築直後から2年目までの住宅点検は、建物の健康状態を把握し、将来的な問題を未然に防ぐために重要です。
この期間に着目するべき点検ポイントは3つあります。


1:外観と内部の基本チェック

新築住宅の外観チェックでは、壁や屋根の状態を確認します。
塗装の剥がれや亀裂がないか、また屋根瓦がずれていないかなど、視覚的に確認できる部分を重点的に見ているケースがほとんどです。
内部では、床や壁の歪み、扉や窓の開閉のしにくさなどを確認します。

外観と内部構造のチェックは、住宅の基本構造に関わる重要なポイントで、早期発見と対応が必要です。


2:水回りと雨漏りの確認

水回りでは、蛇口の漏れや配管の状態、浴室やトイレの機能不全がないかを確認します。
また、雨漏りの有無も重要なチェックポイントです。
雨漏りは見過ごすと建物の寿命を著しく縮める原因となるため、特に注意が必要です。


3:住んでみての疑問点のチェック

日常生活で感じる違和感や疑問点を伝えてもらい、原因と解決策をチェックします。
些細な違和感も、専門的な視点から見ると重要な指摘になることが多いです。

プロの目によって、建築時に見落とされていた問題点を発見できるよう、新築住宅であっても点検を行うことが重要です。

□築年数の経った家の点検ではどこを見る?


築10年を迎えた住宅では、以下の4点を重点的に点検します。


1:基礎と外壁のチェック

基礎のひび割れ、外壁の劣化は、住宅の耐久性に直結します。
ひび割れが見られる場合は、その深さや幅を細かくチェックし、必要に応じて補修を行います。
外壁のシーリング部分の劣化も重要なチェックポイントで、雨漏りの原因になり得るため、細かい観察が必要です。


2:屋根の劣化状態の確認

屋根材の浮きやひび割れ、ズレなどを確認します。
屋根の問題は直接雨漏りにつながるため、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。


3:ベランダ・屋上の防水層のチェック

ベランダや屋上の防水層の劣化、排水口周りの状態を確認し、必要に応じて補修やリフォームを検討します。
特に、防水層の劣化は雨漏りのリスクを高めるため、注意が必要です。


4:設備の耐用年数

10年を迎えると、水栓や食洗機など水回り設備の耐用年数が気になります。
キッチンや浴室の状態もチェックし、必要に応じてリフォームや交換を検討しましょう。

□まとめ


家の定期的な点検は、快適な住まいを長く保つための重要なプロセスです。
新築から築10年まで、年数ごとにどこを見るべきか把握し、それぞれの段階で必要なメンテナンスを行って家の健康を守るようにしましょう。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。

施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。