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家を守る劣化対策!築年数別チェックリストとメンテナンスの秘訣

2024.03.21

大切な家を守るために、経年劣化への対策は欠かせない課題です。
日々の生活の中で、目に見えない速度で進行する住宅の老朽化に気づかずにいると、将来的に大きなメンテナンスコストがかかる可能性もあります。
そこで本記事では、経年劣化の早期発見と適切なメンテナンスのタイミング、そして効果的な対策方法を紹介します。

□家の経年劣化はいつから?築年数別チェックリスト




住宅は、時間と共に少しずつ劣化していきます。
特に、築年数が増えるにつれて、その劣化のサインが顕著に。
築年数や構造に応じた経年劣化のサインを見極め、適切な時期にメンテナンスを行うことが、住宅を長持ちさせる秘訣です。

 

*築10年のチェックポイント



外壁や屋根に日光や雨風による影響で、ひび割れや塗装の剥がれが見られることがあります。
水回り設備の劣化もこの頃には目立ち始めるため、早めの点検が必要です。

*築10~20年の注意点



築10年から20年の段階では、給排水管の点検が必要です。
水漏れや破損の可能性があり、未然に防ぐためには定期的なチェックが欠かせません。
また、床下の状態確認も行いましょう。
床下の腐食や傷みが進行している可能性があるため、注意が必要です。

*築20~30年のメンテナンス

築20年から30年の段階では、外壁や屋根の再点検を一度メンテナンスをしても、再び劣化する可能性があるため、定期的なチェックが欠かせません。
また、バリアフリー化など、ライフスタイルに合わせた大規模なリフォームを考えるタイミングでもあります。

□家を長持ちさせる!劣化対策のポイント!




住宅のタイプに応じた劣化対策と定期的なメンテナンスが、住宅を長持ちさせる鍵です。
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3つそれぞれに適した対策を行うことで、住宅の寿命を延ばしましょう。

1:木造住宅の対策

木造住宅の劣化対策としては、防腐防蟻処理が重要です。
新築時に行うことが多いですが、リフォーム時にも再度の処理が推奨されます。
また、雨漏りや結露による水分被害を防ぐために、屋根や外壁の点検と必要に応じた補修が必要です。

2:鉄骨造住宅の劣化対策

鉄骨造住宅では、錆び防止対策が重要です。
雨漏りや漏水を防ぎ、鉄骨の錆びを防止するための定期的な点検を行いましょう。
また、室内の湿気を抑え、結露を防ぐために適切な換気が日々必要です。

3:鉄筋コンクリート造の劣化対策

鉄筋コンクリート造では、鉄筋の保護が欠かせません。
コンクリートのひび割れや欠けをチェックし、鉄筋が露出しないようにすることが大切です。
コンクリートの劣化が見られた場合は、早急に補修を行うことをおすすめします。

□まとめ




住宅の経年劣化に対処するには、築年数や構造に応じたチェックリストの作成と、それに基づいた定期的なメンテナンスが不可欠です。
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の各住宅タイプに適した劣化対策を施すことで、住宅の健康を守れるよう心がけましょう。



全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。

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