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10年ごとのメンテナンスで住宅を守る!チェックすべき項目は?

2024.07.01
「住宅のメンテナンスは10年が大きな節目」
このような言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。
言葉通り、10年ごとのメンテナンスは、非常に重要だとされています。
今回は、なぜ10年ごとの住宅メンテナンスが推奨されるのか、その理由と具体的なプランを解説していきます。

□住宅メンテナンスの理想的な周期とその重要性



なぜ10年周期での住宅メンテナンスが理想とされるのでしょうか。
これには、建材の耐用年数が大きく関係しています。
例えば、外壁用の塗料や内装の壁紙(クロス)は、おおよそ10年から20年が耐用期限とされています。

この期間が過ぎると、材料の劣化が進み、家全体の品質や安全性が低下する恐れがあります。
例えば、外装や内装の材料は、時間と共に紫外線の影響や温度変化により劣化します。
定期的なメンテナンスにより、これらの劣化を早期に発見し、適切な修繕を行うことで、予期せぬ大規模な修繕費用の発生を抑えることが可能です。

劣化した材料は、見た目の問題だけでなく、住宅の構造的な安全性にも影響を及ぼす可能性があります。
定期的な点検とメンテナンスにより、住居の安全を確保しましょう。

また、数年ごとに小規模なメンテナンスを行うことと、長期間放置した後に大規模な修繕を行うことの経済的な差は、数百万円にも及ぶことがあります。
定期的なメンテナンスにより、総合的なコストを抑えられるため、10年は経済的にもリスクを抑えるためにも、大きな節目だといえます。

□住宅の10年点検!チェックすべき主要な項目



住宅の10年点検では、主に外壁面、内装面、設備面の3つの領域を重点的にチェックしましょう。

*外壁面の点検



外壁は住宅を守る最前線に位置します。
点検項目としては、塗装の剥がれやひび割れ、汚れやコケの付着などがあります。
これらを早期に発見し、必要に応じて塗り替えや補修を行うことで、外壁の寿命を延ばし、住宅全体の美観を保ちましょう。

*内装面の点検



内装では、壁や天井のひび割れ、水漏れの跡、シロアリの被害などを点検します。
内装の損傷は住宅の快適性だけでなく、構造的な問題にも繋がるため、定期的な点検と対策が欠かせません。

*設備面の点検



設備面では、水回りの漏れや排水管の詰まり、ソーラーパネルの機能不全などを確認します。
これらの設備の不具合は、日常生活に直接的な影響を及ぼすため、点検とメンテナンスの正確性が求められます。

□まとめ



10年ごとの住宅メンテナンスは、外装から内装、設備に至るまで、住宅のさまざまな部分に及びます。
定期的なメンテナンスを行うことで、美観の維持、経済的な利益、そして何よりも安全性を確保することが可能です。
住宅の価値を長期的に保ち続けるためには、このメンテナンスサイクルの理解と実施を欠かさないようにしましょう。

全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
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