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家のメンテナンスは何年で考えるべき?住宅の快適さを維持する秘訣

2024.07.18
新築の戸建て住宅を購入された皆さん、おめでとうございます。

これから始まる新しい生活は、楽しみでいっぱいだと思います。
しかし、同時に、家を守るためのメンテナンスという、重要な課題も待ち受けています。

家は、年月とともに様々なダメージを受け、経年劣化していきます。
適切なメンテナンスを行うことで、住まいの寿命を延ばし、快適な暮らしを長く続けられます。

本記事では、戸建て住宅のメンテナンスの基本的な知識について解説していきます。


□家のメンテナンスはなぜ必要か?




家を長く快適に、そして安全に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
なぜなら、家は常に様々な要素にさらされ、知らないうちに劣化が進行しているからです。


1: 日々のダメージへの対応



雨風、紫外線、温度変化など、家は日々様々なダメージを受けています。
これらのダメージが積み重なると、建物の構造や素材に悪影響を及ぼし、ひび割れや腐食、雨漏りなどの問題を引き起こす可能性があります。


2: 資産価値の維持



住宅は、新築時からの年月が経つにつれて資産価値が下がっていく傾向にあります。
しかし、適切なメンテナンスを行うことで、その価値を維持することが可能です。
メンテナンスを怠ると、劣化が目立ってしまい、売却価格が下がる可能性も考えられます。


3: 快適な生活の維持



適切なメンテナンスは、単に家の寿命を延ばすだけでなく、快適な生活を維持するためにも重要です。
例えば、外壁の塗装が剥がれてくると、見た目に悪影響を与えるだけでなく、断熱性能も低下し、夏は暑く冬は寒い住環境になってしまいます。

また、水回りの設備が老朽化すると、水漏れや詰まりなどのトラブルが発生し、日常生活に支障をきたす可能性があります。


□何年たったときにどのようにメンテナンスを行うか




では、具体的にどのようなメンテナンスが必要なのか、築年数別に見ていきましょう。


1: 築5~10年



この時期は、外壁や屋根の防水処理、シロアリ対策が重要です。
外壁や屋根の防水塗料は、経年劣化により効果が薄れていきます。
また、シロアリは木材を食い荒らすため、特に湿気の多い場所では注意が必要です。


2: 築10~15年



この時期は、外壁塗装の塗り替えが必須です。
外壁の塗料は、紫外線や雨風によって劣化し、保護効果が薄れていきます。
ひび割れや剥がれが発生すると、雨漏りの原因となるため、早めの塗り替えが必要です。


3: 築15~20年



この時期は、水回りの設備やエアコンなどの故障率が高まります。
例えば、給湯器や排水管、エアコンなどは、長年使用していると故障のリスクが高まります。
定期的な点検や清掃を行い、不具合があれば早めに修理または交換を行うようにしましょう。


4: 築20~30年



この時期は、床や壁、屋根などの大規模な改修が必要となる場合があります。
フローリングの傷み、壁紙の剥がれ、屋根の葺き替えなど、様々な問題が発生する可能性があります。
状況に応じて、適切な改修を行い、住まいの安全性を確保しましょう。


まとめ




戸建て住宅のメンテナンスは、住まいの寿命を延ばし、快適な生活を維持するために欠かせません。
築年数に応じた適切なメンテナンスを行うことで、資産価値を守り、安心して暮らすことができます。
定期的な点検や清掃を心掛けること、そして、不具合を感じたら早めの対応を心がけることが重要です。

家を守ることは、自分自身の暮らしを守ることに繋がります。
快適な住環境を長く維持するために、適切なメンテナンスを心がけましょう。


全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。


施主様のマイホームでの暮らしを守る活動を是非「マイホーム検」をご検討ください。