新築住宅を購入したばかりで、これから長く住み続けたいと考えている皆さん。 家は、人生において大きな買い物の一つです。 せっかく購入した新築住宅ですから、長く快適に、そして安全に過ごしたいですよね。 そのためには、定期的な点検が欠かせません。 この記事では、新築住宅の定期点検について、いつまで行う必要があるのか、どのような内容を点検するのか、費用はどれくらいかかるのかを詳しく解説していきます。 新築住宅の定期点検の重要性、時期、内容、費用について理解することで、安心して快適な住まいを長く保つための知識を得てくださいね。
□新築住宅の定期点検っていつまで?
新築住宅の定期点検は、いつまで行う必要があるのでしょうか。 実は、明確な期限は定められていません。 しかし、住宅の寿命を長く保ち、安心して住み続けるためには、定期的な点検が非常に重要です。 では、具体的にどのような点検が必要なのでしょうか。
1:新築住宅の定期点検の必要性
新築住宅は、完成直後は見た目に問題がなくとも、時間の経過とともに様々な変化が起こります。 例えば、外壁や屋根は雨風や紫外線にさらされ、経年劣化が進みます。 また、内部の構造材も湿気やシロアリなどの影響を受ける可能性があります。 こうした変化は、放置すると深刻な問題に発展する可能性があります。
2:定期点検で発見できる問題点
定期点検では、以下のような問題点を発見することができます。 外壁のひび割れや剥がれ 屋根の劣化や雨漏り 窓やサッシの破損 シロアリや腐朽の発生 給排水管の破損 電気系統の異常
3:定期点検を行うメリット
定期点検を行うことで、以下のメリットがあります。 早期発見による修理費用の削減 住宅の寿命の延長 安全性の向上 資産価値の維持
□新築住宅の定期点検はいつ行うのがおすすめ?
新築住宅の定期点検は、いつ行うのがおすすめなのでしょうか。 一般的には、完成から1年目、3年目、10年目、そしてその後は10年ごとに行うのが良いとされています。
1:完成から1年目の点検
完成から1年目の点検は、新築住宅の初期不良を発見するのに最適な時期です。 特に、施工不良や欠陥などが発生しやすい時期なので、しっかりと点検を行いましょう。
2:完成から3年目の点検
完成から3年目の点検では、1年目の点検で発見できなかった問題点や、経年劣化による問題点などを発見することができます。
3:完成から10年目の点検
完成から10年目の点検は、住宅の瑕疵担保責任の期間が終了するタイミングです。 瑕疵担保責任とは、住宅の完成から10年以内に雨漏りや構造上の欠陥が見つかった場合、工務店やハウスメーカーが無料で直してくれる制度です。 そのため、10年目の点検では、特に注意深く点検を行う必要があります。
4:10年ごとの点検
完成から10年が経過した後は、少なくとも10年ごとに定期点検を行うようにしましょう。 住宅は、時間が経つにつれて経年劣化が進んでいきます。 定期的な点検で、早期に劣化に気づくことで、大きな修理費用を抑えることができます。
□まとめ
新築住宅の定期点検は、住宅の寿命を長く保ち、安心して住み続けるために非常に重要なものです。 いつまでも快適に、そして安全に過ごせるように、定期的な点検を心掛けましょう。 具体的には、完成から1年目、3年目、10年目、そしてその後は10年ごとに行うのがおすすめです。 定期点検は、住宅の状況に合わせて、内容や頻度を調整することが大切です。 専門会社に依頼する場合は、事前に費用や点検内容について確認しておきましょう。 定期点検を怠ると、大きな修理費用が発生したり、住宅の寿命が短くなってしまう可能性があります。 新築住宅の定期点検は、決して無駄ではありません。 安心して快適な住まいを長く保つためにも、積極的に行いましょう。
全国建物保全協会では、建物保全士が適切な建物の維持管理を行う「マイホーム検」を通じ、長く安心して暮らせるように適切な定期点検を推奨する活動をしております。
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